劇団紹介


1954年に劇団俳優座の衛星劇団として誕生した劇団新人会が現在の私たちの劇団の前身です。その後一度解散し、1970年に第二次劇団新人会を発足、全国に様々な演劇活動を展開してきました。さらに1994年には「劇団朋友」に劇団名を変更し、新たなる旅立ちをすることになりました。《朋友》とは「友達・同志・学芸を同じくする」の意ですが、私たちは《FOR YOU》とすることで観客の皆様の琴線に触れるようなメッセージを持った演劇を共に創りたいという思いが込められています。

 

それから30年。本公演は『生きるぼくら』で第56回、アトリエ公演も20回を数えます。これまでさまざまな苦難がありましたが、ここまで続けてこられたのも、ひとえに舞台を楽しみに観に来てくださる皆様のおかげです。このような紹介文の中ではございますが、心から御礼申し上げます。

 

現在、約35名の劇団員と約10名の映画放送部員を抱え、今後も東京での本公演の他、全国の演劇鑑賞団体での例会公演、実験劇場的なスペース公演、アトリエ公演と幅広い活動を展開していく所存です。30周年を記念して複数の公演を企画しておりますので、ぜひ劇場へ足をお運びください。

 

劇団朋友は常に現代の日本人の視点に立って考え、それぞれの時代に生きた真摯な人間像を、あらゆる舞台に描き出してゆきたいと思っております。

 

1999年『わがババわがママ奮斗記』(原作:門野晴子・脚本:杉浦久幸・演出:西川信廣)平成11年度芸術祭大賞を受賞。