MESSAGE〜メッセージ〜

創刊号にあたり・・・・・・

 劇団朋友と劇団名を商号変更し、
「幸福」(向田邦子原作、宮川一郎脚本、石井ふく子演出)を発表して以来、
5年の歳月が流れる中、本年1月に初演した「わがババ わがママ 奮斗記」
(門野晴子原作、杉浦久幸脚本、西川信廣演出)が全国で好評を得ています。
 高齢化、少子化社会が大きな問題を投げかけていることも背景にありますが、
その反響の大きさには、改めて驚いています。
 そんな中・・・・・・・
 劇団における演劇製作とは・・・・・・
 鑑賞運動と、創作活動との関係とは・・・・・・
つまり何を創ったらいいのか? 
創りたいものを創りつづければいいのか? 
観客が観たい物を創ればいいのか?
劇団の中にあって次の企画ほど、難しいものはないと思われます。
 今、鑑賞側も含めた演劇界の中で、
そのあたりの指標が再構築されようとしているのではないでしょうか?
 私たち劇団の創作活動も、経済性とのせめぎあいの中、
次の指標を求め、その中から新しい作品を発表しつづけていくことに
その存在価値が求められるだろうと思います。

 創刊号に当たり、
劇団朋友がこれからどのような創造意欲の満ち溢れる新しい作品を生み出していくか、
今後ともご注目いただきたいと思います。

1999年 9月
 劇団朋友 制作部