『女たちのジハード』
新進七人の聖戦開始!!
平成16年度文化庁新進芸術家公演は、
皆様おなじみの『女たちのジハード』(篠田節子原作・篠原久美子脚本・宮ア真子演出)。
現在も各地で公演中の『ジハード』に、新進芸術家指定を受けた7人を中心に劇団の若手メンバーが挑戦します!
3月3日(木)から9日(水)まで地元、吉祥寺・前進座劇場で7ステージ。
スタッフは、演出の宮ア真子さん(劇団俳優座)はじめオリジナルジハードの方々が支えて下さいます。
これまで公演のたびに手を加え、バージョンアップしてきた『ジハード』ですが、
今回も若いメンバーのために新たな試みがなされています。
オリジナルジハードとはまた違った、若いエネルギーによるフレッシュな『ジハード』にどうぞご期待下さい!
〜新進公演に向けて〜
宮ア真子
新進芸術家公演『女たちのジハード』の稽古を始めて2週間が過ぎました。
5年間作り続けてきた本作品を、まったく違うキャストで上演するのは、
新作とは違う楽しさと困難があります。難しいのは、オリジナルメンバーの演技、セリフまわしを忘れることです。
新鮮な気持ちで稽古にのぞまないと、単になぞるだけで、新メンバーの個性をつぶしかねません。
また、今回のキャストは、社会人としての経験が浅い若者が多く、
戯曲中の〈損保会社〉〈翻訳事務所〉〈商社〉など言葉では知っていても、
実際何をしているのか、わからないことが山ほどあります。
それで、それぞれの役の背景をリサーチしてみんなで勉強していますが、調べれば調べるほど
『女たちのジハード』をめぐる社会の仕組みがくっきりと浮かび上がってきて、大変スリリングです。
セリフのひとつひとつの意味合いが変わっていきます。
公演まであと一ヶ月。
新進芸術家を中心に、オリジナルメンバーを凌駕する舞台を目指して
創造的な稽古を積み重ねてまいります。
よろしくご支援ください。
なお、オリジナルメンバーの平塚公演も目前で、
当然ながら新進芸術家には敵わぬ舞台をお目にかけます。
〜若人よ蘇れ〜
横井 徹
新撰組ならぬ新進組の『ジハード』上演に期待します。
先だっての年長組による上演が感動的だっただけに尚更ワクワクするのです。
今、社会にはニートと呼ばれる、
学ぶことにも働くことにも踏み出せない若い人たちが何十万人もいると聞きます。
世の中がますます混沌とし迷宮化しているなかで
敢然と舞台への道に踏み出した新進の俳優たちの創る舞台です。
失敗や成功にこだわらない目いっぱいの、それぞれの「今」をぶつけて欲しいと思います。
『ジハード』はある意味で自分さがしのドラマです。
自分さがしの道程で人と人がお互いに支えあい、自己の道を選び歩み出して行く様を
興味ぶかくエネルギッシュに描いた作品です。
2005年の私たちの社会ではもはや希薄になってしまった
連帯と自立のものがたりです。
だから、新進の俳優たちによる『ジハード』に期待します。