ふたつの『ジハード』始動!!
〜 こころあらたに 〜
毎年巡るとはいえ、新年を迎えた朝の空気は
やはり普段とはちょっと違って新鮮に感じられ気持ちも引き締まる。
まあ、今年は2月に2作品に出演することでもあり、
ことさらなのかもしれないが、まずは『女たちのジハード』を読みかえす。
この作品、2月4日には平塚市での一般公演が控えており、
3月には〈新進芸術家達による〉公演もある。
若くフレッシュなエネルギーが、どう面白く作り変えてくれるのかとても楽しみだ。
しかし、新進芸術家公演は、劇団の財産とも云うべき作品を、
若い人たちに引き継ぐと言うのが文化庁の主旨でもあり、
私たちの考えや行動が彼らを通して結果的には問われる事になるので、反面とても恐ろしい。
もう一つは2月18日から始まる韓国現代戯曲のドラマリーディングだ。
私の参加するのは、呉泰錫(オ・テソク)作「自転車」。
この作品は、作者の自伝的戯曲で、植民地・解放・朝鮮戦争と言った
氏の原風景が色濃く出ている代表作と言われている。
劇中で語られている集団虐殺は、朝鮮戦争当時、
ある村で 実際に起こった同胞が同胞を虐殺した事件を題材にしている。
朝鮮でもわが国同様に戦争体験の風化が進んでいるようだが、
私もできたら歴史の語り部の一人として、そこから得た教訓を語りついでいけたらと思う。
さて、7月は畠祐美子氏のオリジナル作品『それどころでない人』。
人間模様がとても面白くエネルギッシュに書かれているので、乞うご期待です。
そして好評だった『神様が眠っていた12ヶ月』は、
もっか作者・杉浦久幸氏がより面白くバージョンアップしようと猛改変中。
今年も、この目まぐるしく変化する混沌とした社会は変わらないだろうが、
人間の本来あるべき姿や、人間が人間らしく心豊かに暮らせる社会を求め、
皆様の琴線に触れるような、真にエンターテイメントな作品創りを心がけ、
楽しく舞台でお会いしたいと思います。
皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
劇団代表 小嶋敏彦