観客席

劇団朋友第29回公演
『R.P.G.』
2004年6月23日〜27日
於・新宿・THEATER/TOPS

劇団一跡ニ跳の古城十忍氏脚本・演出による第二弾『R.P.G.』。
宮部みゆき氏の傑作ミステリーの初舞台化ということもあり、
大変好評のうちに公演を終えました。ありがとうございました。
小劇場の客席は連日満席で、入場できなかったお客様には大変ご迷惑をお掛けいたしました。
アンケートにご協力いただいた中からいくつかご紹介させて頂きます。



●原作から舞台のimageを持って見せて頂きましたが、
実際の舞台、演出は、事前のimageを超えるものでした。
演出、展開もスピード感があって、間のびすることもなく、
舞台に引き込まれ、気がつくと2時間が過ぎていました。
タイムリーな企画、演出、構成、役者と好マッチ。
久々の、納得できる演劇を見た気がします。(匿名)

●本当に見ていて凄く楽しくて見入ってしまって
目が一瞬も離せないといった感じのお芝居でした!
でも、内容自体には重みがあり、
芝居を見てから「家族」というものを改めて考える事が多くなりました。
出来るなら何回も見たいと思う程いいお芝居でした。(20代女性)

●原作とはまた違った趣きで、面白かったです。
ストップモーションやスローモーションなどの試みも面白かったと思います。(女性)

●宮部みゆきさんの作品、どの様な舞台になるのか楽しみでした。
黒の部屋、人間関係がまるで浮きあがるがごとく。
音楽の効果も素晴らしく、俳優の動きのきれが、どんどん物語を進め良かった。(匿名)



左より奥村氏(客演)・小林・釈種・西海
            撮影 蔵原輝人


●明るい色の服で表現されるバーチャルな関係と会話、
スローモーションでくり返す動きでふたつの部屋の会話を表現する手法、
せまい舞台なのにわかりやすく、期待以上に楽しく見られました。
バーチャルだったらいくらでも素直になれる、いくらでもやさしくできる、
そしていくらでも残酷になれる…。
でも、現実の人間関係はそうはいかないし、それだけじゃないんですよね。
パソコンでは伝わらない人間同士のつながりを、
どんなふうに作り、守っていったらいいのか…。
…今、だか らこその旬なテーマですね。(40代女性)

●すげぇ…! だまされました。絶対擬似家族の中に犯人がいると思った。
「一美」VS「カズミ」がすごかった。
本物のお母さんが「あの人はいろんなことに境界線がなかった」ってシーンが印象に残りました。
…一美が犯人とわかった後…
ネットと現実の区別が最もついてなかったのは一美だったのでは?と。
この前の佐世保の小6事件と相交わってとても考えさせられました。(10代女性)

●ベタベタと不自然なほど「理想的」で甘々な家族、
正直言って気持ち悪いとさえ思ってしまいました。
しかし、取調室に呼ばれて、だんだんと汚く、醜くなって‥。
家族の正体がわかった瞬間、なんだかスーッとして、どういう結末が訪れるのか楽しみ(?)でした。
「カズミ」と「一美」二人の叫び声が重なって「一美」の気持ちが理解できた時、すごく胸が痛みました。
是非とも、原作を読んでみたいと思います。(20代女性)

●原作の構成をうまく使ったメタ芝居としての脚色が良かった。
時制のユニークな表現、殺人の表現、パッチワークの象徴としての用いられ方(机も含む)に感動しました。
奥村さんの熱演にシビれました。チャットでのやり取りの件、
台詞廻しをもっとリアルにチャットっぽく脚色するのもアリかなと思いました。(30代男性)


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