観客席より


劇団朋友第27回公演『キエ』―囚われ女の日記―
2002年10月19日〜24日 紀伊國屋ホール

前作『一九一七年の三人姉妹』に引き続き、
昨年紀伊國屋ホールでの本公演に多数ご来場いただきましてありがとうございました。
八木柊一郎版「女の一生」ともいえる今回の作品は、文学座の西川信廣氏の演出、
俳優座の浜田寅彦氏、武正忠明氏の客演を得て実現いたしました。
杉本キエという一人の女性を通して「昭和」を描いたこの作品に、
同年代の方はもとより、若い年代の方々からもたくさんの反響がありました。
ここに若干ではありますが、ご紹介させていただきます。


私の生きてきた時代と重なって、
しみじみとした想いで観させていただきました。
出演者の皆さんが、
40有余年の歳月の移り変わりを演じ分けていく演技力にも感じ入りました。
『一九一七年の三人姉妹』に続いて、
朋友が、何か芝居の本質的なものに挑戦しているような熱さを感じました。
素人の感想です。
今、劇団の活動というのは大変困難な時代になっていると思いますが、
頑張って下さい。
応援します。
(70代男性)

丁度私が生きてきた時代。
いろいろなことを思い出しました。
戦前も、戦後のひもじさも、父のこと、母のこと、祖父のこと・・
それとかさね合わせると・・、とても良いお芝居でした。
(まわりにオンリーさんという人もいました)
生きることの大変な時代でした。
来てよかったと思います。
(60代女性)

舞台を拝見しながら、
キエと丁度10歳上で70歳で亡くなった母のことを考えておりました。
ともに戦争をくぐり抜けるという苦しい経験をしてきた世代です。
45年の敗戦で、もう決して戦争はしたくないと多くの人が思ったことでしょう
(中略)
人間関係の根底にある男と女の、
夫婦の、兄弟姉妹の、嫁と姑の、嫁と小姑のetc・・・
人間関係の妙も十分に考えさせてくれる舞台でした。
(50代男性)

一見幸福に見える日本も
今とても危うい方向に傾きかかっている事を
今日の舞台の内容であらためて考えさせられました。
(50代女性)

大変感動しました。
何度も目頭が熱くなり、友人と一緒でなければ号泣していたかもしれません。
初めは年を重ねた方々が、若い役を演じられていたので、違和感がありましたが、
通して見てみるとそれもまったく気になりませんでした。
すばらしいひとときをありがとうございました。
(40代女性)

芝居にステージにひきこまれていくようで、とても感激しました。
とても楽しい場面もあり、お芝居の最後、クライマックスでは、
とても感激、さみしさのあまり、涙がにじんできてしまいました。
ホールをでて、エレベーターが混んでいたので、階段で下に降りたのですが、
自然に涙が溢れてきてしまいました。
(30代男性)

キエさんの一生。
どうして「とらわれた」っていったのだろう。
キエさんが望んだことは?
キエさんは幸せだったのではないのか?
しっとりした劇でした。
(20代女性)

私は17才です。
昔のことなど学校で学ぶ歴史でしか知らなかったけど、
この劇を見て、あらためて当事の状況などが少しでも分かりました。
いつの時代になっても、人間の生き方は深いものがあるんだなと感じました。
ありがとうございました。
(10代女性)

舞台装置が自分の祖父の家そっくりだったので、親近感がわきました。
何となく祖父母の事を思い出しながら見させていただきました。
ちょっとホロッときました!
(10代男性)

キエさんの生き方は、女性の応援歌と思います。
元気になります。
ありがとうございました。
(女性)

自分の子供の頃からの時代の様子、
その時、その時の気持ちとひきくらべながら観させていただきました。
今の生き様、これからの生き方、じっと考える気持ちになりました。
(50代女性)

アンケートにご協力いただきありがとうございました。
皆様のお声を参考に、今後この作品をより良くし、全国展開できればと考えております。
どうぞお楽しみに!