MESSAGE〜メッセージ〜

暑い、暑い、暑い夏が終わった。
劇団ではこの夏、辻仁成原作の朗読劇『愛をください』がアトリエで上演された。

『昭和』という時代を生き抜いた一人の女性の物語。
八木柊一郎版、昭和の「女の一生」。
劇団朋友第27回公演『キエ』―囚(とら)われ女(びと)の日記―がいよいよ始まろうとしている。
『昭和』とは一体なんだったのだろうか?
終戦、与えられた民主主義、高度経済成長、バブル・・・・・・。
聴きなれた言葉があふれる時の流れの中、
時代は『昭和』から『平成』へと移り変わり、早くも14年。
一人の女の一生を通し、何かがそこに見えてくるはずである。

私たちは稽古場という空間の中で、常に何かを感じ、何かを生み出し、
そして、伝えて行きたい。
稽古場から生み出されたひとつの作品が、観客の前に始めて歩みだすその瞬間、
私はいつも、期待と不安に押し寄せられる。
そして感動は予告なしに訪れてくる。
忘れられない感動が・・・・・・。

制作部に新しい人材が入った。
新鮮な息吹とともに更に新しい感動を創り出していける制作部としていきたいと、切に願う。
今日もまた、劇団では熱いメッセージが生まれている。

〈制作部 夏川正一〉