辻仁成原作『愛をください』
朗読劇として上演!


8月21日から27日、三鷹台の稽古場で、第5回アトリエ公演を行います。
作品は、辻仁成氏の小説「愛をください」。
若い男女の往復書簡を約1時間半に構成し、朗読劇として上演します。
辻仁成氏は1989年「ピアニシモ」で、すばる文学賞を受賞し作家デビュー。
1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。
昨年は、氏と江國香織氏の共同作「冷静と情熱の間」が映画化され話題を呼びました。
今、最も脂ののっている作家の一人です。
「愛をください」は2000年にTVドラマ化もされています。


悲しくも感動的な、絶望から再生へのドラマ

物語は、児童養護施設で育ち、自殺未遂を起こした18歳の李理香のもとに
一通の手紙が届くところから始まる。
それは、長沢基次郎という23歳の男性からだった。
彼はかつていた施設の先生から頼まれ
過去の自分と同じ境遇で苦しんでいる希理香を励ます役を買って出たのだという。
「生きていて良かったと思える世界がそこにあることを僕は
そう、知っているだけに君になんとか伝えたい」
「死に憧れるのは、愛を信じるのと同じだ。
ならば本当の愛をさがしだし
そこにひたる人生を経験してみるもの悪くないのではないか」

 見ず知らずの男性からの突然の手紙に、はじめは躊躇していた李理香だったが
文通を続けていくうちに、次第に心を開いていくようになる。
が、ある日、長沢蕗乃という女性から一通の手紙が届き
意外な事実が暴かれていく。

構成・演出は、西海真理
第1回アトリエ公演『楽屋』以来、2度目の演出です。
出演は、李理香役に白井はるな小形聡美弓場沙織
基次郎役に渡辺弘杉野博臣西河大
6名は5月13日に行われたオーディションで選ばれました。
このうち小形、弓場、杉野、西河は今年入団したばかりの、ほやほやの新人。
トリプルキャストで日替わりの出演となります。
長沢蕗乃役には、ベテランの益海愛子


朗読劇に初挑戦!
アトリエでしかできない作品を
今回、朗読劇に初めて挑戦する西海は、
「原作を読んでとても感動しました。今の若い人たちも共感できる作品だと思う。
辻さんの世界を活かし、 朋友のアトリエ空間でしかできない作品を創りたい」
と語り、「舞台の枠を取り払い、空間全体がその空気になるようにしたい」
と、美術、照明、音楽、各スタッフとプランニング中です。
劇団では初めて作曲をお願いする森 洋介氏は
「ヒーリング系の曲を作る若い男性。むさしのみたか市民TVで出会った方で
今回、快く引き受けて下さった」という。
稽古は、7月上旬から。
「オーディションには、今年の新人を含む大勢の若手が受けに来てくれた。
みんなのやる気にこれからの稽古がとても楽しみです!」
『わがババわがママ奮斗記』の旅帰りとは思えないほどのパワーが
小さな体に溢れている!

どうぞご期待ください。