2001年を振り返って
昨年前半の劇団活動の中心を『わがババわがママ奮斗記』が占めました。
1月から3月まで中部・北陸地方と首都圏、
そして4月末から7月初頭にかけて長野県・静岡県を中心に回り、
最後の茨城県土浦市まで、ほぼ半年に亘る長期間の公演でした。
平成11年度の芸術祭大賞受賞作品は、
さらに練り上げられて、各地で好評を博しました。
その間4月には、一昨年、新生なった『女たちのジハード』富士宮公演がありました。
2000年12月の公演の成果を踏まえ、演出の俳優座・宮崎真子氏を中心に、
さらにスピーディーに、もっとパワーアップした
『女たちのジハード』をお見せできたのではないでしょうか。
すでに来年の公演も決まり、
この3月《シアターサンモール公演》で総仕上げを期します。
10月、新世紀を飾る劇団朋友の本公演は、
紀伊國屋ホールでの『一九一七年の三人姉妹』。
アントン・チェーホフの《三人姉妹》を原典に、
スウェーデンの劇作家P・O・エンクイストが、世紀の転換期に生きる現代人と、
一世紀前の転換期に生きた《チェーホフの三人姉妹》をどこか重ね合わせ 、
時代のうねりに翻弄されながらも《希望》を見出し逞しく生きていこうとする《人々》を、
鋭い視線で描写した、とても挑戦的な作品でした。
『一九一七年の三人姉妹』に結集したキャスト・スタッフはその挑戦を受け、
『わがババわがママ奮斗記』に引き続き、文学座の西川信廣氏の演出を根幹に
、創造性溢れる舞台に仕上げました。
2001年最後の公演は、4月に新装なった新しい稽古場での
アトリエ公演『法王庁の避妊法』でした。
演出に劇団青年座の高木達氏を招き、稽古場公演と呼ぶには余りある、
多大な舞台成果を挙げることができました。
昨年上演された4作品それぞれが、劇団にとって大きな成果をもたらし、
財産となる作品に仕上がりました。
これらの舞台成果を踏まえ、本年は更なる飛躍を目指したいと思います。