10月新宿紀伊國屋ホール
P・O・エンクイスト作『1917年の三人姉妹』
本邦初演


演出は『わがババ』の西川信廣氏!

10月24日(水)より新宿の紀伊國屋ホールで上演される
第26回公演『1917年の三人姉妹』の第1次稽古が7月3日からスタートした。
演出は『わがババわがママ奮斗記』の西川信廣氏(文学座)。
そして客演には、やはり文学座から、三木敏彦氏をヴェルシーニン役に迎える。
三人姉妹には、
菅原チネ子(オーリガ)、長山藍子(マーシャ)、木野しのぶ(イリーナ)。

『1917年の三人姉妹』は、
デンマーク在住のスウェーデン人の作家、
P・O・エンクイストの作(原題『チェーホフの姉妹たち』)。
昨年、コペンハーゲンで初演、
今年はストックホルムで新しいキャスト・スタッフで上演され好評を博した。
日本では、今回の朋友公演が初めてとなる。

チェーホフの『三人姉妹』は、日本でも度々上演されているが、
今回の作品は、その後の姉妹たちの話。
時は、ロシア2月革命前夜の1917年。
長女オーリガは73歳、マーシャ、イリーナもそれぞれ60代、50代になっている。
よりよい新しい生活、未来を期待し、モスクワに帰ることを夢見続けていた三人姉妹が、
その後どう生きたのか。
この作品は、彼女らが、チェーホフの『三人姉妹』の時代を回想する形で進んでいく。

あの日、あの時・・・。
戯曲は、歴史的な出来事や姉妹に起きた事柄は何も取り上げてはいない。
ただ一つだけ明確なことは、三人のうち一人もモスクワを訪れなかったことである。
”何故、モスクワへ行かなかったんです?”
芝居の冒頭のこの問いかけに、年老いた三人は何と答えるのだろうか?
果たして彼女たちは、行くことが〈出来なかった〉のであろうか?

早くも本読み稽古開始
7月3日(火)。 梅雨の合い間の猛暑の中、
『わがババ』班の帰京を待って西新宿にある新宿村スタジオで本読み中心の稽古が始まった。
キャストは総勢12名。
3月下旬に行われた団内オーディションで選ばれた面々に、
文学座から三木敏彦さんを客演に迎え、稽古場には新鮮な空気が流れた。
ほとんどが『わがババ』の旅帰りの役者陣、そして多忙な演出家。
疑問点を探りながら脚本を読み進める。
ディスカッションとテキストレジを重ね、
1880年代と1917年が交錯する複雑な構成が少しずつひもとかれていく。
7月7日までの4回の稽古ではあったが、エンクイストの本の奥深さに毎回驚きながら、
参加者全員、これから創りあげられるであろう魅力的な舞台へのイメージが広がっていた。
8月には第2次本読み稽古が、本格的な第3次稽古を9月末から始める。
どうぞご期待ください!