モノローグ (俳優部 松岡由眞)

歌とお芝居が好きで、今夏5年振りに訪れた2度目のニューヨーク。
太陽はまぶしい。声も体形もひとまわり大きな人々。
早く歩くが決して走らない。
Excuse me.とThank you.の精神が心地よい。
SOHO(ソーホー)は歴史をそのまま刻み続けるレンガ造りの建物群に
名だたるファッションブランドショップや画廊が軒を並べている。
おしゃれなオープンカフェも、夕暮れにはキャンドルが灯され、雰囲気たっぷり。
まるで街ごと映画のワンシーンの様だ。
セントラルパークではおびただしい数の人々が
日向ぼっこ・読書・フリスビー・自転車を持ち込んでの休息・・・etc。
思い思いの過ごし方で時間を共有していた。
地下鉄でタイムズ・スクエアに近付く。
そのときの興奮。
そしてブロードウェイミュージカルの数々は
やはり期待を裏切ることなくぼくを最高に楽しませてくれた。
夜11時。劇場街は、芝居を見終わった人々であふれる。
そのパワーのすごさ。
路上にけぶる独特のもや、華々しいネオン、摩天楼に彩られた風景のなか
芝居の余韻にひたる。至福の時間。
・・・そして帰国4日後のあのテロ事件だった。

今、アトリエ公演「法王庁の避妊法」の稽古に励んでいる。
芝居をつくるむずかしさと素晴らしさを再認識し乍ら・・・