【編集後記】

新世紀である。
 2001年。『宇宙の旅』である。
 残念ならが現実には、スペースコロニーも宇宙の旅もまだちょっと無理な話。
あの映画に〈ハル〉というスーパーコンピューターが出てきた。
完全無欠のはずが、人間の入れた〈極秘任務〉のせいで乗組員を殺してしまった。

〈もの〉には、表と裏、光と影があると思う。
例えば〈包丁〉、料理を作るのに欠かせない物だが、
持つ人間によってはバスをジャックするための凶器になる。
つまり、扱う人間によってどうにでもなるのである。

 コンピューターも同じこと。
映画に出てきた〈ハル〉は自分で考え、行動する。
つまりはAI、人工知能というやつになるのだろう。
こうなるとただの〈もの〉とはいえないかもしれない。
一人前の〈人間〉とはいかなくても、
分別のつかない〈少年〉ぐらいにはなるのかもしれない。

 世紀末。そんな事件が多かった。
 だれが〈扱い〉を間違えたのだろう?
我々人間も「神の創りたもうた〈もの〉」なのだろうか?
身体のどこかに〈666〉ならぬ〈取り扱い注意〉とか書いてあったりして・・・・。
SF小説の読み過ぎかな・・・・・・。
 人間はものではない、自然から生まれた、自然の仲間である。
新世紀〈人間〉らしく生きていきたいものだ。
〈清野公亘〉