4/13
益海愛子
小宮山徹
清野公亘
西海真理
小島敏彦
まきのかずこ
沓名紀孔代


4/13(土曜日)江別

明日は待ちに待ったお休み。
といっても、札幌から旭川へ移動しなければならないのだが。
楽屋では観光ブックを読む人や時刻表を見つめている人など様々。
やけにみんな元気です。

今日の日記は雅江役の益海愛子です。

8日に羽田を発って、まる6日。
いつものことだが、もっと日数が過ぎたと思っていたがまだ1週間にも満たなかった。
昨日は岩見沢公演で、今回の旅公演では初めてで最後の宿飯であった。
(最近はホテルで夕食がつくのはめずらしい)
今日は乗り打ちだが、仕込み班も出発が11:17。
(乗り打ち=1箇所で1ステージ。
つまり仕込み・本番・ばらしの全てを1日にやらなければならないこと)
いつもよりゆっくり出来る為、食事のあと、部屋で集まって飲んだらしい。
朝食の時にまだ酔っていたような人がいた。

夕食の時に、函館の演鑑さんから200ステージのお祝いにいただいたお酒2本と
藍子さんのお知り合いからのワイン、日本酒、個人の焼酎等
あっという間に、まるで消えてしまったようだった。

全員がそろっての食事はやはり楽しい。

江別演劇鑑賞会も14周年を迎え、会員も前回より7名増えて過去最高の会員数。
芝居の評判も上々、良いことずくめだ。
楽屋には差し入れの食事が食べきれないほど並んでいた。
とても美味しかった。

明日は旭川への移動日。今夜は札幌泊まり。
すすき野ではめを外さないように楽しむことだろう。

北海道もあと一週間、思ったより寒くなく、身体には気を付けて皆頑張っている。

益海愛子



4/12(金曜日)岩見沢

近々旅中の写真をアップしますね。お楽しみに!

今日の日記は「女たちのジハード」で7役をつとめている小宮山徹です。
「わがババ」ではスタッフとして頑張っています。
(トラックも運転してるんです)

あれは4月8日、北海道に着いた日のことだった。

4/7(月曜日)出発!
東京より青森まで約750km、東北自動車道で10時間。少しつかれた。
4/8(火曜日)
フェリーにて北海道函館に上陸、AM11:30。
仕込み開始時間はPM5:30。6時間をどうやって過ごすか?
やはりパチンコしかない!!

フェリー乗り場の近くにあるお店。けっこう広い。そしてまあまあお客さんもいる。
「よしここで勝負だ!」
あれっ? カードが5.000円のしかない。
まぁ、最初だからいいや。5,000円投資。
台に座って打とうとすると、な〜んだ! 現金でも打てるんじゃん。
これでカードが5.000円しかないのは納得した。
すぐに打ち始める。
カードをあっという間に使いきってしまい
「まぁ最初だからこんなもんだろう。これからは現金投資だ!!」
しかし、いっこうに当たる気配がしない。
15,000円を使ったところでその台をあきらめる(これがいけなかった)
いつもなら1台で粘るのに、この日はなぜか移動してしまった。
結局30,000円を4台で使ったが1回も当たらず
最後に2,000円をスロットにかける。
が、やっぱり当たらず、この日は32,000円を函館に貯金(寄付?)しました。

この時点で時間は15:10。小屋に向かってさみしいドライブ。
15:30到着。その時、雨が降ってきました。
負けたのを天が悲しむように・・・

次は絶対に勝つぞ〜〜!!

P.S
後日別のスロット店で10.000円の勝ち。
少しホッとして函館をあとにしました。
次は14日の旭川だ! ガンバルぞー! オッー!

小宮山徹



4/11(木曜日)苫小牧

寒いよ〜〜!

今日の日記は郵便局員役の清野公亘です。

やってきました北海道。
エー、いわゆる旅公演というと、だいたいの人が楽しみは食事。
その土地その土地の美味しいものを食べるのが旅の楽しみだといいます。
しかし、本当のことを言うとちょっと違います。
我々のように、公演をする劇場とホテルの行き来だけだとそれしかないのです。
そして私の場合はもうちょっと違います。
私の場合その土地その土地のラーメンが楽しみなのです。

さあ、やってきました北海道。
今回のこの旅公演は函館を皮切りに、苫小牧、岩見沢、江別をはさみ旭川、そして札幌!!
塩の函館・醤油の旭川・味噌の札幌の北海道三大ラーメンめぐりの旅なのです。
グフフフフ
し・あ・わ・せ・!


さっそく函館。
初日はみんなで居酒屋だったので、次の日からいよいよラーメンツアー開始。
最初は劇場近くの「日の出ラーメン」の塩ラーメン。
次の日は朝9時すぎにホテルを出発。
健康とおなかの脂肪を考えて45分歩き、復活の幻の塩ラーメン「マメさん」へ。
店員さんに「本日一番のお客様です」。
そりゃそうでしょう、開店時間に会わせて来たんだから。
昼夜の2ステージの間に演劇鑑賞会からの差し入れのおにぎりとカップラーメン。
さて夜は・・・とラーメンマップとにらみ合い
そこで先輩に「らーめんばっかりじゃ、死んじゃうよ」
・・・たしかに。
その夜はラーメンをやめました。

そして今日の昼。
時間がなかったのでラーメンを諦めコンビニへ。
仕込みが一段落するのがお昼過ぎの時間帯なのでご飯ものがほとんどない。
オッ、と見つけて手に取ったものが「ラーメン丼」。
ラーメンツアーは止まりません。

さあ、次は旭川だ。山頭火だーーー!
待ってろ札幌味噌ラーメン!!

清野公亘



4/10(水曜日)今日まで函館

今日でなんと200ステージ!!
(これ、すごいことなんです)
出演者・スタッフに感想を聞くと「あっという間だった」という人が多かったのは
「良い芝居で良い劇団の証拠だ」と自画自賛しております。

今日の日記は君子役の西海真理です。

ここは函館

8月に予定しているアトリエ公演、辻仁成氏作「愛を下さい」
養護施設で育ち、自殺未遂を起こした18歳の李理香のもとに
一通の手紙(基次郎からの)が届くことから始まる二人の往復書簡集が原作。
それを私が構成演出することになっている。
そして、登場人物の基次郎が住んでいるところが函館である。

基次郎が育ったのは函館元町。
今朝はちょっと早起きして、市電に揺られて散策してきた。
(私たちのいるホテルは五稜郭の近くなので元町までは市電で10分ちょっと)

「函館は、とにかく坂道をだらだら歩くのがいい。 僕の家の周辺には石畳の古風な坂道が沢山あって、それを登ったり下りたりするのがおすすめ。」
と原作にある。そのとおりに歩いてみた。
急な坂道が何本も函館山に向かっている。李理香も番地を見ながらさまよったのかな。
朝の空気はほんと、ほんとに冷たい。
ちょっと一休みと思っても、お洒落な喫茶店もまだCLOSE。
ただひたすら歩いた。
今日は、昼夜の2ステージ。ウォーミングアップと言うことか。

この旅中に、「愛を下さい」の構成を考えなくてはならない。
「さあ、どうしようか」などと考えながら歩いていると
向こうから今回はスタッフとして参加している浦田君とばったり会った。
「あれ」「やあ」「ロープウエイもまだ動いてないね」「じゃ、またあとでね」
お互いまたひとりでぶらぶらと・・・・
山から、函館の海を眺めて帰ってきました。
さあ、お仕事お仕事。

西海真理



4/9(火曜日)函館

今日で通算199ステージ!
と、いうことは・・・明日は・・・


今日の日記は幸一役で劇団代表取締役の小島敏彦です。

小島敏彦
北海道公演が、今日2002年4月9日、函館演劇鑑賞会から始まる。
思い起こせば、我々が本公演を持ってこの地に来たのは劇団新人会時代で
なんと23年前くらい前のことになる。
1970年代初頭、「若い座標」から始まり
小樽のプロレタリア作家・小林多喜二の青春を描いた「早春の賦」
「ターニャ」「深川安楽亭」と10年間で4回も来ている。

「早春の賦」公演時のことだ。
我々の公演を成功させるためにもうけられたこの地のある組織の学習会で
大学ノート3冊の資料を抱え、2時間たっぷり多喜二の青春を熱弁を振るい語った私を
東京から派遣された教宣係だと間違われたこともあった。

ちょっと青っぽいが演劇活動をする喜びと責任の重さを感じさせてくれた
私の演劇人生の原点とも云える土地。
今日、ここに来られたのは、その時のエネルギーのおかげなのかなと
チョッピリ感傷的になっている。

小島敏彦




4/8(月曜日)函館

函館に着いた日の思い出を
清子役のまきのかずこがお届けします。


4月8日 羽田発12:30JAL543 一路函館へ
北海道は寒いョーと地元の方に聞いていたので、私は真冬の格好で羽田空港へ行き
まわりを見れば何やら-皆薄着で-半袖の人までいて
私ひとりが変な人になっている感じ・・・
デモ「北海道は冬なんだよー!」と言いたいのを我慢?
もし暖かかったら恥ずかしいなあ、
なんて考えていたら
いつの間にか函館空港で、なんと外はグレー色!!
やった!やっぱり冬じゃん・・・
みんなあわててコートを着込んでる。
だから言ったのに・・・!!(言ってないか)

仕込み班は会館へ、そして私は早速温泉へ・・・
地元の人の情報でマー坊(西海真理のあだ名)と2人「八地頭温泉」に。
市電にゆられて20分余り、市内をすぎて函館山をまわりに見ながら
「かなり寒いけど、絶好の露天風呂日和だなぁ」なんて思っていたら
古い街並にさしかかったあたりで雨が降ってきた。
気温も大分下がってきてるみたいだし大丈夫かな?!とマー坊心配顔!

市電を降りて、2.3分雨に打たれて着いたところは「市営八地頭温泉」の白い建物・・
着いた入るぞ〜! でもその前に・・・ビール売ってるかな。
あった「自動販売機」!(なんせ温泉とビールは切り離せないもので)

浴室のドアを開けると、広ーいお風呂が3つ。 五稜郭を型どった露天が1つ。
塩分と鉄分を含んだ赤茶色のお湯は、ちょっと私達には熱めだったけど
いつの間にか3時間つかりっぱなしで、その後のビールのおいしかった事!
これで入浴料320円は安いでしょう。
旅はやっぱり温泉ですよね。

会館で仕込みしている皆さん、ごめんなさい。
さて次はどこで温泉は入れるかなあ!!

まきのかずこ




4/8(月曜日)函館

20℃の東京から1時間半で8℃の函館に着きました。
今日から旅日記が始まります。
出きるだけ毎日アップしていきますので
どうぞお楽しみに!

初日を飾ってくれるのは、智美役の沓名紀孔代です。
彼女のおっちょこちょい振りをどうぞ!


4/8 12:30 羽田発 函館行 JAL543便
劇団から、飛行機で移動する旅班の皆に渡されたチケットだ。
集合は11:30羽田空港出発ロビー1番時計。

4/7 11:25
私は羽田のチェックインカウンターに並んでいた。
小さな頃から思いこみが激しくて、そそっかしいことはわかっていた。
しっかりした長女と見えるのに、いきなりトンチキなことをやらかすのが私だ。
・・・言い訳はないこともない。

父が病気で沼津で治療中だ。
北海道公演に行く前に、もう1度行ってきたい。
劇団の皆様の暖かいはげましと理解で
4月の公演の後は父の看護に専念できるように手配して頂けた。
そのことも知らせたい。
4月5日は家に戻らず劇団の稽古場から病院へと直行した。
翌日父に「お前のやることをしっかりやってこい」「時間に遅れるな」と言われ
握手をし、ホッペにチュッとして病院を飛び出した。 4月6日の終電間際だった。

父は昔から信心深い人で神や仏に手をあわせる人だ。
4月8日は花まつり、元気だったら行っていただろう。だから今年は私が代わりに行こう。
4月8日=花まつり=北海道へ行く日。
私の頭の中ではすっかり出来上がった図式だった。
自分でも感心する思いこみだ。
けれど、今年の4月8日は月曜日なので、1日前の4月7日(日曜日)に花まつりがある。
このことはすっからかんと頭からぬけていた。
花まつりに行き、父の知人の方達にあいさつをし、羽田へと急いだ。
着いたのは11:25。集合時間5分前。
急いでチェックイン機にチケットを入れる・・・
が、なぜか戻ってきてしまう・・・なぜ?・・・
(普通はここで気付くことだが・・・)

仕方なくカウンターの行列に並び、劇団の上ちゃんに携帯でTelをする。
「ごめん、今チェックインするので遅れる・・」電話のむこうで一瞬の沈黙。
そして
「沓名さん、出発明日ですけど・・・」


そして、今、このことは家族の誰にも話せないでいる・・・。
父がもう少し元気になったら話してみよう。
「ばかもの!!」と言われるか、それとも笑うのだろうか・・・。

4月7日、私は北海道へ行くためのゲネプロ(舞台稽古)をしていた。

沓名紀孔代